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京大個別会

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    京大個別会 原町校 塾長 佐藤晃大と講師のブログです。
    教育に対する熱い想いを語っていきます。

情報格差をチャンスに変える。南相馬から世界を見据える「自立」の教育。

原町校の様子

2026.01.23

共通テストの自己採点が終わり、高校3年生たちが次なる戦い(国公立2次試験や私立一般入試)に向けて、再び鉛筆を握り始めました。 一方で、中学生たちは2月の学年末テストに向けて、じわじわとギアを上げ始めています。

ここ南相馬の本校、そして相馬の新しい教室。 二つの教室を行き来しながら、私はある一つの信念を、より強く噛み締めています。

それは、「教育に関する情報格差は、あってはならない」ということです。

今日は、私たちがなぜ「最新のICT」と「泥臭い自立学習」の掛け合わせにこだわっているのか。 地方という環境を、いかにして「最高の成長環境」に変えていくのか。 私の想いを、少し深くお話しさせてください。


1. 道具(ICT)は、武器であり、平等へのチケットである

福島県の相双地区。 震災の影響を語るまでもなく、この地は都市部に比べて、学習塾の数も、大学受験に関する生の情報も、決して多いとは言えません。

「近くに大学がないから、大学生のお兄さん・お姉さんの背中を見る機会が少ない」 公式サイトでも触れている通り、これは地方の子どもたちが抱える、見えないハンデの一つです。

だからこそ、私たちは最新のICT教材を導入しています。 学びエイドなどを通じて受けられる授業は、全国トップレベルの講師によるものです。 これを使えば、南相馬にいても、相馬にいても、東京や大阪の進学校に通う生徒と同じ、最高純度の情報を手に入れることができます。

しかし、ここで勘違いしてはいけないことがあります。 「良いシステムがあること」と「成績が伸びること」は、イコールではありません。

2. 最後に勝敗を分けるのは、情報の量ではなく「志」の深さ

どんなに優れた武器(ICT)を持たせても、それを使いこなす持ち主の「心」が伴わなければ、宝の持ち腐れです。

私が教室で一番大切にしているのは、解説をすることではありません。 子どもたちが、「自分の人生を、自分の力でどうにかしたい」という火を、その心に灯すことです。

自立とは、自分自身を教育すること

「この動画を見ればいいですか?」 「このプリントをやればいいですか?」

最初は、そんな質問から始まってもいい。 でも、私たちはその先に連れていきたいのです。 「自分の弱点はここだから、今日はこの講義を聴き、この問題を3回解き直そう」

自分で自分の課題を見つけ、自分で自分のスケジュールを管理し、自分で自分を律する。 この「自律」の姿勢こそが、情報の波に飲み込まれることなく、荒波を乗りこなしていくための羅針盤になります。

3. 南相馬・相馬だからこそ、育つ力がある

私は、地方を「不利な場所」だとは思いません。 むしろ、適度な静寂と、豊かな自然、そして地域の人々の温かい目があるこの地は、深い思索と集中に適した「最高の教育拠点」だと思っています。

都会のような騒がしさや、過剰な誘惑が少ないからこそ、じっくりと自分と向き合うことができる。 その「深い集中」の中で、最新のICTから得た情報を、自分だけの知恵へと昇華させていく。

私たちは、この地の子どもたちが、福島の、そして日本の未来を担う人材になると信じています。 廃炉という長い月日がかかる課題を抱えるこの地だからこそ、それを解決に導き、新しい価値を創造できるのは、今ここで机に向かっている君たちです。

結び:週末、もう一度「自分の旗」を立てよう

明日からの週末。 受験生にとっては、出願先を確定させ、最後の追い込みに入る重要な時間。 中学生にとっては、学年末テストに向けた最初の山場。

もし、不安に押しつぶされそうになったら、思い出してください。 君たちの手元にあるそのペンは、君たちの意志で動いています。 君たちの未来を拓くのは、誰かの助言ではなく、君たち自身の行動です。

私たちは、その一歩一歩が正しい方向へ向かうよう、全力で、魂を込めてサポートします。 教育の格差を、勇気の格差に変えていこう。

週明け、また教室で、一段と引き締まった表情の皆さんに会えるのを楽しみにしています。