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京大個別会 原町校 ブログ
京大個別会 原町校 塾長 佐藤晃大と講師のブログです。
教育に対する熱い想いを語っていきます。
京大個別会 原町校 塾長 佐藤晃大と講師のブログです。
教育に対する熱い想いを語っていきます。
保護者の皆様へ
2017.06.14
子どもたちが、学校以外の教育機関(学習塾)に通う理由として、夢(将来なりたい職業)という目標と、現在の学力のギャップを埋めるためにあると思います。
学習塾は、狭義的には保護者がお子様に求める成績まで上げて、結果を出すことが存在意義であると考えています。
さらにもう一つあります。それは、子どもたちに「夢」を与えることです。都市部では、近所や塾で、大学生と触れ合える機会があります(塾講師として大学生が指導しているケースが多いです)。つまり、子どもたちにとっての「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」的な存在です。
しかしながら、南相馬市には、大学がありません。つまり、大学生と触れ合う機会がありません。南相馬市にいるだけで、将来の夢を見つけるきっかけが失われるということです。それは、大変おかしいことだと思います。
京大個別会原町校で、現役の京都大学生の授業が受けられるのは、分からないことを聞くためにありますが、実は、大学生と触れ合うことで、子どもたちが「あんな大人になりたい」「こういう大学に行きたい」など夢を見つける可能性があると考えています。
このように、あることがきっかけに、子どもたちの人生が変わる。
そして、自分の夢・目標を達成するために、「自らの手で、自らの人生を変えられる」人材を育成することが、京大個別会原町校の「志」です。
2011年3月11日の東日本大震災。この未曾有の大震災を経験した、南相馬の方たち。全国の方から辛かったね。かわいそう。という言葉をいただくことがあります。しかし、もう自ら立ち上がり、復興に向け行動していかなければなりません。特に、廃炉が終わるとされる20〜30年後に活躍する現在の子どもたちは、震災を経験したからこそ、強い信念、そして自発的に復興・復旧に携わろうと考えるでしょう。私もその一人です。
そして、その高き「志」を持った子どもたちをきちんと見守って、全国で活躍できるよう導いていくのが、私の使命です。
おかげさまで、現在、当塾に通ってくれている生徒は70名になりました。小さい、小さい塾です。ただ、この子どもたちが「志」を抱き、その「志」を後世に伝えていくことで、「大志」になると思っています。この「大志」が将来の南相馬市を支えていくことであると信じ、真摯に南相馬市の子どもたちと向き合っていきます。
地域の皆様、並びに通塾してくださるご家族の皆様、そして開校前から現在まで多くのご支援ご協力をしてくださいました方々、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、このように私に、南相馬市のことを改めて考える機会を与えてくださいました、株式会社DEMOの村山様、春日様、大河内様をはじめ、当校のHPの作成・運営等に関わってくださった多くの方々に厚く御礼申し上げます。