今週、教室の空気はいつもとは違う「重さ」と「熱」を帯びていました。南相馬市内の中学校は、後期期末テスト。原町高校をはじめ、多くの生徒たちが3学期考査という高い壁に向き合っています。
私たちが何より大切にしたいのは、テストが終わった後の「点数」そのものではありません。 この一週間、どれだけ自分の「分からない」と格闘し、どれだけ鉛筆を動かし続けたか。その「手触り」こそが、自立学習の本質だからです。
2. 「できた」の先にある、本当の自信
テスト期間中、ある生徒がボロボロになったワークを見せてくれました。 何度も消しゴムで消した跡、付箋がびっしり貼られたページ。 その子は「今回は、この一冊だけはやりきったって言える」と、少し照れくさそうに笑いました。
効率よく点数を取るためのテクニックも、世の中には溢れています。 でも、泥臭く試行錯誤して手に入れた納得感は、たとえテストが終わっても、彼らの血肉となって残り続けます。マインドセット(心の持ち方)を耕すとは、こうした小さな「やりきった」の積み重ねに他なりません。
3. 親御さんへ。週末は「結果」ではなく「過程」を肴に
明日でテストが終わる子も多いでしょう。 結果が返ってきたとき、つい点数の良し悪しに目が向いてしまうのは、親心として当然のことです。
けれど、もしよろしければ、こう問いかけてあげてください。 「今回、一番こだわって勉強したのはどこ?」 「最後まで逃げずに考え抜いたのは、どの問題?」
「塾 選び方」の基準は人それぞれですが、私は、子供たちの「格闘の跡」を一番に称えられる場所でありたい。点数という数字の裏側にある、彼らの静かな努力を、これからも一番近くで見守っていきます。
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執筆者
京大個別会 原町本校 塾長 佐藤晃大
