「総合型選抜と一般選抜、どちらで受験すればいいですか?」
これは高1・高2の生徒からよく受ける質問です。結論から言うと、どちらか一方に絞るのではなく、両方に対応できる「二刀流」の準備を進めることが最も賢い戦略です。
この記事では、総合型選抜と一般選抜それぞれの特徴と、南相馬の高校生が知っておくべき選択の基準を解説します。
総合型選抜とは何か
総合型選抜(旧AO入試)は、学力試験だけでなく、志望理由書・面接・小論文・課外活動実績などを総合的に評価する入試方式です。
総合型選抜のメリット
① 学力以外の強みを活かせる 部活動で全国大会出場、ボランティア活動の継続実績、資格取得など、学力試験では測れない強みを評価してもらえます。
② 早期に合格を確定できる 多くの大学で9月〜11月に選考が行われるため、一般選抜より早く合格を確定できます。精神的な余裕が生まれ、その後の学習に好影響をもたらすケースもあります。
③ 志望理由を深く考えることで成長できる なぜその大学・学部を志望するのか、入学後に何を学びたいのかを言語化するプロセスが、自己理解と目標設定に繋がります。
総合型選抜のデメリット
① 評定平均が重要になる 多くの大学で評定平均3.5〜4.0以上が出願条件になります。高1からの定期テストの積み上げが必要です。
② 準備に時間がかかる 志望理由書の作成・面接練習・小論文対策は、一朝一夕では身につきません。高2の秋頃から意識して準備を始める必要があります。
③ 合格が保証されない 倍率が高い大学では、書類審査で落ちるケースも珍しくありません。総合型選抜に全集中することは大きなリスクです。
一般選抜とは何か
一般選抜は、共通テスト・大学独自の二次試験の点数で合否が決まる、最もオーソドックスな入試方式です。
一般選抜のメリット
① 当日の実力が全て 評定平均や課外活動実績に関係なく、試験当日に実力を発揮できれば合格できます。高1・高2の成績が振るわなかった生徒でも逆転合格が可能です。
② 受験機会が多い 共通テスト利用入試・前期・後期・私大個別試験と、複数の受験機会があります。志望校を複数受験できるため、合格の可能性が広がります。
③ 実力が数字で分かる 模試や過去問演習を通じて、自分の実力と志望校との距離が明確に把握できます。
一般選抜のデメリット
① 精神的プレッシャーが大きい 合否が当日の点数に完全に依存するため、体調管理・メンタル管理が重要になります。
② 受験直前まで気が抜けない 共通テストは1月、国公立二次試験は2〜3月まで続きます。長期間にわたる集中力の維持が求められます。
南相馬の高校生が「二刀流」を選ぶべき理由
なぜ一方に絞るのが危険か
総合型選抜だけに絞ると、不合格になった場合に一般選抜の準備が全く間に合わないリスクがあります。逆に一般選抜だけに絞ると、総合型選抜という有力な合格ルートを捨てることになります。
京大個別会では「二刀流戦略」を推奨しています。
高3の夏(8月)まで一般選抜の基礎力を磨きながら、同時に総合型選抜の準備も進めます。9月以降に総合型選抜の選考が始まりますが、基礎学力が固まっていれば小論文・面接にも対応できます。
評定と学力を同時に高める
二刀流の核心は、定期テストで高評定を取り続けることが、一般選抜の基礎学力向上にも直結するという点です。学校の授業を大切にすることが、どちらの選抜方式にも有効なのです。
どちらを選ぶべきか?チェックリスト
以下の項目が多く当てはまる場合は、総合型選抜を積極的に活用すべきです。
- 評定平均が3.8以上ある
- 部活・課外活動に打ち込んできた実績がある
- 志望する大学・学部が明確に決まっている
- 自分の考えを文章や言葉で表現することが得意
以下の項目が当てはまる場合は、一般選抜を主軸にしながら総合型選抜を併願する戦略が適しています。
- 高1・高2の評定が振るわなかった
- 志望校がまだ明確でない
- 学力試験の方が自分の強みを出せると感じる
- 高3から本気を出して逆転を狙いたい
無料相談・体験授業のご案内
この記事を読んで、もっと詳しく聞きたい方へ
京大個別会 原町本校 高等部では、無料の学習相談・体験授業を随時受け付けています。
まずはお気軽にご連絡ください。
執筆者
さてつ先生