高校1年生:土台を作る1年間
定期テストを最重要視する
高1の段階では、まず学校の定期テストで高得点を取ることに集中してください。理由は明確です。総合型選抜・学校推薦型選抜では評定平均が直接選考に影響し、一般選抜でも基礎力が後の伸びを決めるからです。
特に英語と数学は、高1の内容が全ての土台になります。この2教科だけは、テスト勉強に留まらず、授業の予習・復習を毎日習慣化してください。
4月〜7月:学習習慣を確立する
- 毎日2時間以上の自主学習を習慣にする
- 英単語を1日20語ペースで覚え始める
- 数学は教科書の例題を完璧に理解する
8月〜12月:苦手科目を潰す
夏休みは苦手科目の集中補強に使います。中学内容に抜けがある場合は、恥ずかしがらず中学レベルから戻ることが最速の近道です。
1月〜3月:先取り学習を始める
学年末テストが終わったら、高2の内容を先取りし始めます。特に数学ⅡBは高2で一気に難しくなるため、春休みに数学Ⅱの序盤を予習しておくと余裕が生まれます。
高校2年生:差がつく勝負の1年間
高2は「受験の天王山」と言われます。この1年の過ごし方で、難関大合格の可否がほぼ決まります。
文理選択後すぐに志望校を仮決定する
「まだ高2だから」と志望校を決めずにいる生徒は失敗しやすいです。仮でいいので志望校を決め、そこから逆算した学習計画を立ててください。
志望校が決まると、
- 何の科目が必要か
- どの参考書をいつまでに終わらせるか
- 模試でどの偏差値を取る必要があるか
が具体的になります。
4月〜8月:基礎の完成
難関大受験において「基礎」とは、教科書レベルではありません。入試標準レベルの問題を自力で解けることを指します。夏休み終了までに、英語・数学・国語(文系)または英語・数学・理科2科目(理系)の基礎を完成させることが目標です。
9月〜12月:演習量を増やす
基礎が固まったら、志望校レベルの問題演習に移行します。この時期から過去問に触れ始めると、入試の「出題傾向」と「自分の弱点」が明確になります。
1月〜3月:共通テスト対策を意識し始める
高2の1月に共通テスト本番(先輩の受験)を見届け、出題形式と難易度を肌で感じてください。この体験が、高3スタートの危機感につながります。
高校3年生:逆転合格を勝ち取る1年間
4月:高3スタートダッシュが全て
高3の4月から本気を出す生徒と、高2から準備してきた生徒では、スタート時点で大きな差があります。しかし高3の4月時点で基礎が固まっていれば、難関大合格は十分に狙えます。
焦りは禁物ですが、スピード感は意識してください。
5月〜7月:弱点の徹底補強
模試の結果を分析し、自分の弱点を明確にします。この時期に「なんとなく勉強する」のが最も危険です。毎週「今週は何を克服するか」を設定し、ピンポイントで攻略してください。
8月:夏休みが天下分け目
夏休みの40日間で、受験生の実力は大きく変わります。目安として1日10時間以上の勉強時間を確保できると理想的です。南相馬では自習できる場所が限られるため、塾の自習室を最大限に活用してください。
9月〜11月:過去問演習と実戦力強化
志望校の過去問を10年分解き切ることを目標にします。過去問は「解いて終わり」ではなく、「なぜ間違えたか」を徹底的に分析することに意味があります。
12月〜1月:共通テスト直前対策
共通テスト本番の2週間前からは、毎日本番と同じ時間割で過去問を解く「本番シミュレーション」を行います。時間配分の感覚を身体に染み込ませることが目的です。
2月〜3月:私大・国公立二次試験
共通テスト後は気が抜けやすい時期です。しかしここで手を緩めた生徒が逆転されるケースは毎年起きます。最後まで走り切ることが、難関大合格への最後の鍵です。
南相馬から難関大を目指す生徒へ
都市部の生徒と比べて、南相馬には大手予備校が少ないという現実があります。しかし環境のせいにせず、今ある環境で最善を尽くした生徒が合格を掴んでいます。
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執筆者
くみ先生